「規格外」と呼ばないでください

各位様
 昨今、家畜の餌や農業資材・農業機械及び燃料の高騰そして来年度からは肥料が75%値上げすると言われています、私達農業を取り巻く情勢は大きく変り、不安の一途をたどっています。私達農業者は先行き不安で、農業を継がしたくてもこの情勢では、後を継ぐものがいない等、農業後継者不足に頭を抱えています、このままでは国の言う自給率39%を50%に上げるとの国の方針ですが実現するでしょうか、規格外農産物が収穫されずに畑に捨てられている、食品や食料が1日3万トンも捨てられているとも言われています、食糧を海外に依存している日本、真剣に皆で考えましょう、飽食の時代は終わりました。
 私達生産者が一生懸命努力しても報われません。でも、だまって手をこまねいて見ている訳にはいきません。八百屋さん(対面販売)が少なくなりスーパー(無人販売)が出現してから綺麗で形の良い物だけが店頭に並ぶようになりました、その陰で形の悪いだけで日の目を見ない多くの農産物や野菜が有ります「もったいない」何とか消費者の皆さんに形姿が悪くても味は店頭に並ぶ野菜となにも変らない、安価で消費者の皆さんに食べて頂くことは出来ないか思いついたのが、かぼちゃの規格外販売です、6年前より取り組み始め以外に反響が良いではありませんか、年々注文の数が増え手応え十分です、今まで利用されていなかった規格外農産物に付加価値が付きました、今では皆さんが美味しいと言って頂いています、おかげさまで昨年は規格外全量をご利用頂く事が出来ました、今ではお客さまからかぼちゃまだですかとお電話を頂くほどになりました、ありがたいことです。本年度より規格外とうもろこしの販売も始めました。
 私達生産者と一人でも多くの消費者の皆さんと協力し合って自給率向上に向って考え努力しようではありませんか、ご理解の程よろしくお願いいたします。